2021-05-01から1ヶ月間の記事一覧

Develop(開発)知的技能・定義された概念

概念を便宜上具体的概念と定義された概念に分けて説明しています。 具体的概念は事物などの実際に目に見えるものや触れるものに関する概念でした。 定義された概念は物理的には存在しないもの、例えば愛、嫉妬、保守、帝国主義等のことを指しています。 物理…

Develop(開発)知的技能・具体的概念

知的技能の次の階層は概念になりますが、ここでは概念をさらに具体的概念と定義された概念に分けて説明していきます。 概念は共通の特徴で1くくりに出来ることことを指しています。この時に、ひとくくりになるものは弁別できるような具体的な事物の場合もあ…

Develop(開発) 知的技能・弁別

Analyzeで分析した5つの学習成果別に、Design(設計)、Develop(開発)の2つのDで考慮すべき要素について考えていきたいと思います。 最初は知的技能についてですが、知的技能もさらに階層別に分けて考えていきましょう。 というわ…

ADDIEモデルのD(開発)

ADDIEモデルのもう一つのD、Develop(開発)についてです。開発とは研修で利用する教材の準備を指しています。Design(設計)で作った仕様書をもとに、予算や学習環境、学習内容などを考えながら開発する必要があります。 開発というと一…

受講者の学んだことの評価について考えましょう

Design(設計)の最後に評価について考えていきます。 そもそもなぜ評価することが必要なのでしょうか。評価することには5つの目的があります。 1.受講者の配置。 受講者が何を知っていて何を学ばなければならないかということを 明確にするために…

レッスンプランニングシートを作っていきましょう

教授カリキュラムマップを作り、1コマごとの研修内容が決まりましたら、いよいよ研修の仕様書を書いていきましょう。 研修を設計するためには、大まかに4つのステップを踏んでいきます。 1.学習成果の分類を用いて学習目標を分類する。 2.前提条件に注意…

研修の教え方を考えてみましょう

学習目標を分解再構築することで研修で具体的に何を教えるのかということは決定できるようになりました。今回はどのように研修で教えていけばよいのか、教え方について学んでいきましょう。 教え方を考えていくときは教授事象と呼ばれる9つの指針があります…

目標を分解し、再構築しましょう

目標が明確になったら、その目標を分解していきます。そしてその分解した目標を再構築することで研修を設計していきます。 目標を分解していくには、情報処理分析と呼ばれてるような手続き型の課題分析と学習課題分析の二つを行っていきます。 手続き型の課…

目標を具体的にするには?

Design(設計)の項目で最初にやることは、Analyzeで分析したニーズを具体的な目標に置き換えていくことです。 具体的な目標を作ることで受講者やその上司、会社や研修の講師などすべての人々に学習の意図が明示でき、何を学習すべきかを理解し…

ADDIEモデルのD(設計)

ADDIEモデルについて説明しています。A、Analyze(分析)の次は Design(設計)です。 設計段階ではAnalyzeで分析したニーズをもとに研修の計画を練っていきます。具体的にはAnalyzeで分析したニーズを分解していき、それ…

その他分析しておく必要があるのは条件と制約です

ADDIEモデルのAnalyze(分析)ではニーズの分析をすることに重点が置かれることは今まで説明してきたとおりですが、それ以外にも考慮すべき点があります。 Analyze(分析)の最後はニーズ以外の要因についてまとめておきます。 研修を計…

研修を受ける学習者を分析し、現状を理解しましょう

今まで学習成果の5分類についてみてきました。 話をADDIEモデルのAnalyze(分析)に戻すと、ニーズを分析することが Analyze(分析)の目標でした。ニーズのうち、研修のゴール、研修範囲に関してはこれまで説明してきました。ではニー…

学習成果の5分類 態度

学習成果の5分類の最後は態度です。 態度は、ここでは学習者の個人的行為の選択に直接的な影響を与えるもののことを指しています。正確に定義するのであれば、「ある対象・人・事象に対する個人的行為の選択に影響を及ぼす内的状態」のことを指します。 従っ…